京都蝋型鋳造銅器 七宝釉古代文様仕上げ

その歴史は古く古代エジプトにまで及ぶと言われております。日本にその技法が渡来したのは奈良時代で金銅仏の製作法として伝えられました。その後美術工芸鋳物の技法も京都で千年の歴史を経て発達してまいりました。これは古来の鋳造法で「真土式蝋型鋳造法」と呼ばれる技法にて制作されたものです。この鋳造法は最初に創ろうとする作品の形、文様、等すべてを蝋で作ります。その蝋型の表面を真土と呼ぶ泥で囲み乾燥させ、再び泥で囲いこれを数回繰り返します。自然乾燥後炉に入れて焼成する。炉内最適温度を感で計り鋳込み温度を考慮しつつ、赤熱の状態で炉より取り出し“るつぼ”に溶解してある銅合金を鋳込みます。型の冷えるのを待って割り出しをおこない仕上げをする。着色に際しては伝統的な腐食法とし銅器の持ち味を生かしております。寸法　30cmH 11cm口径、13.5cm底径、胴回り24cm

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